2008年2月25日月曜日

勇気ある人々

JFKの表紙で買いました。


ケネディは、日本でもアメリカでのその人気はいまだにあります。
(早くにして死んでいるからか、ある意味、ジェームス・ディーンや、ジョン・レノンのように伝説的になっているのかもしれませんが・・・)


とにかく、彼がやろうとしたこと、またキューバ危機などで米ソの直接対決を防いだことなど、本当に素晴らしいなと思います。

日本の政治家に読ませてやりたいですね。

太陽の馬

ずっと前に読んだ本だけど。

スキです。

ちょっと現実離れしてるけど、エンターテイメントとしては、面白い。

世界を舞台にビジネスフィールドで活躍する様々な人間を書いた作品です。
とにかくスケールの大きさは、スゴイなと思います。

ビジネス、愛、そしてさまざまな人間関係の中での喜び、厳しさ、 儚さ、そして素晴らしさがなんともいえません。




現代が受けている挑戦

いわずと知れた社会学者のトインビーの本。

世界国家樹立という視点で、書かれた本書では、
統一の宗教や価値観が必要という事や、 将来的には、グローバル化が進み世界中が同じような暮らし、同じような街並みになり、旅行の意味もなくなるだろうと書かれている。

文明、民族、宗教、国家、社会などの点から、鋭く世界情勢と今後をとられた本だと思います。

国境の南、太陽の西

この本を買ったきっかけは、村上春樹が好きだったからというのもあるけど、
タイトルにひかれたのも大きかったと思う。。

村上さんの本のいいところは、
いい意味でも悪い意味でも、人間くさいところではないでしょうか。

経営者として成功を収めながらも、
ある部分で、自分の不完全さと、”昔の思い出”を心にもっていきている主人公には共感が持てます。

2008年2月7日木曜日

深夜特急

ロンドンまで、乗り合いバスで旅をするという、沢木幸太郎の体験を書いた紀行文
(沢木幸太郎)


単なる紀行文だけではなく、人間くささや、現地の人とのやり取り、旅する孤独感など、独特の世界を感じることができます。

この本を読んで、一体どのくらいの人が、旅へ出てしまったのかわかりません。
沢木さんがアフリカ大陸を見て、アフリカへもいこうかと思ってしまうのが本の最後に、ありますが、もしも、アフリカへも言ってしまっていたらなら、今頃、作家としての沢木さんはいないかもしれません。

そんな旅の魔力に取り付かれて人にあったことがあります。

人生を棒に振るような旅にはでれなくとも、この本を読めば、日常とは違う”異空間”を感じさせてくれると思います。

異邦人

(カミュ)

これを読む上で、まず、「不条理」を理解しなくちゃ、いけないんだと思います。
カミュ自身、「異邦人」の英語版の中で次のように書いています。

「お芝居をしないと、彼が暮らす社会では、異邦人として扱われるよりほかにないということである。ムルソーがなぜ演技をしなかったのか、それは彼が嘘をつくことを拒否したからだ」

嘘をつかねば、異邦人として扱われる。 
ならば、嘘をついて生きればいいのか。。

カミュの「シーシュポスの神話」
カフカの「城」「変身」
などと一緒に読んで欲しい本です。

田園交響楽

プロテスタントの牧師、その息子、盲目の少女を描いた作品。(ジッド)


盲目での少女を、牧師が助け、一緒に生活を始めるところから、始まります。
牧師は、いわゆる人間的生活を送れるよう教養を教えるが、彼の家族は、それを良しとしません。

しかし、次第に、少女は美しくなり、牧師とその息子は、少女に恋心を頂くようになります。
また、少女もいつも優しく接してくれる牧師のことを思うようになります。

ラストでは、少女が、目の手術をし、目が見えるようになるのですが、
その後に待っていた結果は・・

目に見えないからこそ、見えるもの、
また、抱いていた理想と現実のギャップ
などを描いています。