2008年2月7日木曜日

異邦人

(カミュ)

これを読む上で、まず、「不条理」を理解しなくちゃ、いけないんだと思います。
カミュ自身、「異邦人」の英語版の中で次のように書いています。

「お芝居をしないと、彼が暮らす社会では、異邦人として扱われるよりほかにないということである。ムルソーがなぜ演技をしなかったのか、それは彼が嘘をつくことを拒否したからだ」

嘘をつかねば、異邦人として扱われる。 
ならば、嘘をついて生きればいいのか。。

カミュの「シーシュポスの神話」
カフカの「城」「変身」
などと一緒に読んで欲しい本です。